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婦選会館の沿革
「婦選」とは婦人参政権の略語だが、その名称を冠した婦選会館は、1946年の暮れに建てられた戦後初の女性会館である。戦前の女性参政権獲得運動時代か らその建設構想はあったが、敗戦を経て参政権が実現したのを記念して、市川房枝を中心に資金が集められ、現在地に建てられた。婦選獲得同盟を継承した婦人 問題研究所所有による会館には、新日本婦人有権者同盟(現日本婦人有権者同盟)の事務所も入居し、戦後女性運動の拠点としてスタートした。
 しかし風雪を経て老朽化したバラック平屋建ての会館は改築を余儀なくされ、1962年地上3階、地下1階、鉄筋コンクリート建ての会館に生まれ変わっ た。これを機に婦人問題研究所は発展的に解消し、自治省認可の財団法人婦選会館として女性の政治教育、婦人問題調査出版、国際交流の3本を柱として事業を 行うこととなった。初代理事長に就任した市川房枝はこの時既に参議院議員であったが、81年に亡くなるまで理事長として会館運営にあたり、また様々な女性 運動、市民運動のリーダーとして会館を拠点にした活動を行った。
(「財団法人市川房枝記念会事業報告 1992〜96年度」より)

婦選会館建築概要

敷地面積
423.32u(128.28坪)
着工・竣工
昭和37年2月1日〜昭和37年11月15日
建物面積
657.16u(199.14坪)
設計
仁科謙太郎  伊藤平六
施工
不二土建株式会社

改築
昭和58年11月15日
全館増改築
169.74u(51.44坪)
冷暖房 電気・ガス
施工  (株)望月工務店
建物面積総計
826.90u(250.58坪)


※昭和58年の全館増改築により、新設のラウンジ、応接室、トイレット(1階)、市川房枝記念展示室(2階)、会議室・教室(2・3階)、婦人有権者同盟 (3階)の拡幅と改造、全室にガスの冷暖房機が設置された。